怒り ページ7
風邪を引いたことで
Aさんのことを意識していることに気づいて
休みで一週間いなくなったことで
Aさんを大事に思っていると認識した。
彼女は秘書で、仕事のパートナーでもある。
女性として意識しているからといって
すぐに恋愛に突入するわけではない。
前から常々思っているが、
これだけ一緒にいれば好意はあって当然なのだから。
どうのこうの考えず、仕事は最優先。
のはずなんだが
「Aさん 少しいいかな」
取引先と挨拶をして帰るという時
むこうの担当者が Aさんだけを呼び止めた。
なにやら話しているが、よく聞こえない。
「‥で‥食事行きませんか」
前から会うたびによく話しかけるなとは思っていた。
『あいにく今日は予定が入ってまして』
「いつでも大丈夫だから。これ、俺の名刺」
『でも‥』
「話していい？」
しつこい 断ってるだろ
NJ「おい 明日の打ち合わせの件 至急確認して」
『あ はい。申し訳ありません至急確認します』
遠くから声をかけると、頭を下げて戻ってきた。
『社長すみませんでした‥すぐ確認します』
NJ「それはもういい。時間がない。すぐ帰る」
俺が声をかけなかったら、あのまま押し切られたのか。
あいつ、むこうの専務かだれかの息子だったような
いいところのボンボンなはず。
どんな顔だったかも思い出せないが。
女性慣れした感じで
親しげに話しかけやがって
『‥社長‥』
NJ「あ？」
『申し訳ありませんでした。すぐ帰らず話に応じてしまい』
社に戻ると、いきなり謝罪された。
NJ「謝るほどのことじゃない」
『そうですか‥でも社長 怒ってますよね』
俺が？
『帰り道ずっと眉間にシワを寄せてましたし
何度か頭を掻きむしってらしたので‥』
NJ「‥それは別に関係ない」
俺は怒っていたのか‥？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごまきち(プロフ) - pumpkinさん» ありがとうございます☺ナム作品少ないですよね。こんなに素敵なのに。 (3月26日 22時) (
レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Juriさん» こちらこそありがとうございます☺負のループわかりますよ〜 (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - メグさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝(T_T) (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - ナムさん書いてくれる方が少ないのでめっちゃ嬉しいです！！いつも楽しませていただいてます〜 (3月26日 10時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
Juri(プロフ) - 負のループにハマる事もありますが、ごまきちさんのストーリーで抜け出してます🔁いつもありがとうございます🫶 (3月26日 7時) (レス) @page50 id: d6e934d8eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごまきち
| 作成日時：2024年3月9日 5時
