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『‥気をつかわせてすみません。もう大丈夫ですから‥』






本心を言ったのに、うまく伝わらない。




NJ「気はつかっていない。俺はそんなことは言わない」


『確かにそうですけど』

 

NJ「これだけは言っておくが、

  いなくてもいい、なんて考えてるなら間違いだ」






少し目つきが明るくなった。


俺の言葉が少し届いたか。





NJ「いなきゃ困る。これからも頼む」




『はい‥承知しました』





 
嬉しそうだな

笑顔になった。





頼りにしてることなんて言わなくてもわかる

そう思っていたけれど、
感謝の言葉は言わないとわからないのかもしれない。







NJ「いつも助かってる」









『ありがとうございます。

 私は、社長のおそばで仕事ができて、幸せです』






そんな言葉 俺には勿体ない。




いつも無愛想で怖がられていて

優しい言葉も労いもできず


仕事の効率のことばかり考えていて


秘書にとって、とてもいい社長とはいえないはずなのに。






なんでこの人は、こんなにも尽くしてくれるのだろう。






『社長‥あの』



急に目の前に近づいてきた


なんだなんだ





『ここ、なにかついてます‥』



ネクタイピンになにか引っかかっていたらしい。




NJ「ああ ゴミかなにかか」


『とれました』





うお 顔が目の前だ


下を向いていた俺の真下から、見上げられた。






『‥‥‥』



なぜみつめる

この距離で みつめるなんて それはもう




まさか 感極まったのか



え これはそういう展開なのか まさか





『ここの髭、残ってます』





NJ「あ ああ 髭か」









ポータブルの電気カミソリを出して、

少しその場でやり直してくれた。







恥ずかしい




髭を剃り残したことも

髭を彼女に剃られたことも





でもそれより恥ずかしかったのは


彼女からの口づけを期待してしまったことだ。



なにを考えてるんだ俺は。



 

怒り→←悔しい



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ごまきち(プロフ) - pumpkinさん» ありがとうございます☺ナム作品少ないですよね。こんなに素敵なのに。 (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Juriさん» こちらこそありがとうございます☺負のループわかりますよ〜 (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - メグさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝(T_T) (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - ナムさん書いてくれる方が少ないのでめっちゃ嬉しいです!!いつも楽しませていただいてます〜 (3月26日 10時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
Juri(プロフ) - 負のループにハマる事もありますが、ごまきちさんのストーリーで抜け出してます🔁いつもありがとうございます🫶 (3月26日 7時) (レス) @page50 id: d6e934d8eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごまきち | 作成日時:2024年3月9日 5時

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