謝罪 ページ38
思いきって聞いてみた。
『昨日のこと、覚えてないんですよね』
NJ「昨日のこと とは？」
『社長ソファで寝てる時、途中で目を開けたんです』
NJ「そうなのか。全く覚えてない」
『そうなんですね』
NJ「それがなにか？なにかあったのか」
『‥なにかって‥』
覚えてないなら、言う必要はないのかもしれない。
単なる寝ぼけなんだろうし。
NJ「Aさんが気にするようなことが
あったんなら、話してくれ。隠さず教えてほしい。」
『‥そのときに キス しました 社長』
私を見て目を大きく見開いたと思うと
口がぽかんとしたまま 固まってしまった。
NJ「な キ？ ‥俺が？したのか？」
『はい。私が顔を覗き込んだところだったので』
本当に全く覚えてなかったんだ
ものすごく驚いてしまった。
NJ「それは‥すまない。なんてことを‥」
そしてすごく申し訳無さそうに頭を下げた。
NJ「寝ぼけていたんだろうか。覚えてないなんて
本当に失礼だな。申し訳ない。」
『いえ、頭を上げてください』
そんなに謝られると、こっちが申し訳ない。
本当に無意識にだったんだな。
NJ「信じられないが‥そんなことをしてたなんて。
それで昨日から気にさせてたんだな」
『いえ おそらく寝ぼけていたと思ったので。
あえて聞かなかったんですけど‥‥でも、すみません。
変な態度をとっていたのかもしれません』
NJ「すまない。セクハラで訴えられてもおかしくない」
『セクハラではないですよ』
NJ「いや、そんなこと一方的にして、それはもう」
『一方的じゃありませんから』
NJ「‥‥？それはどういう」
『一方的じゃなかったですし、私が嫌じゃなかったのなら
それはセクハラではないです』
勢いにまかせて 言ってしまった。
社長はぽかんとしたあと、ん？と考え込んでしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごまきち(プロフ) - pumpkinさん» ありがとうございます☺ナム作品少ないですよね。こんなに素敵なのに。 (3月26日 22時) (
レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Juriさん» こちらこそありがとうございます☺負のループわかりますよ〜 (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - メグさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝(T_T) (3月26日 22時) (レス) id: c5c252a9c5 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - ナムさん書いてくれる方が少ないのでめっちゃ嬉しいです！！いつも楽しませていただいてます〜 (3月26日 10時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
Juri(プロフ) - 負のループにハマる事もありますが、ごまきちさんのストーリーで抜け出してます🔁いつもありがとうございます🫶 (3月26日 7時) (レス) @page50 id: d6e934d8eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごまきち
| 作成日時：2024年3月9日 5時
