キム社長と秘書２

招待 ページ16

『わかりました。‥‥家に来られますか？』
　



家に行く？

なんでそんな話になってるんだ




NJ「？」



『すみません、社長のところへお持ちしまょうか

　その方がいいですよね』



話をちゃんと聞いてなかったのが悪いが

どうやら参鶏湯を食べさせてくれるということになったのか




NJ「いや、それは面倒だろう」



『でも‥』



NJ「Aさんの家で、食べさせてもらえるのか」



『私はいいですけど』



NJ「なら、いただく」




『はい、承知しました』




ぱあっと明るい顔

なんでこんなことでそんなに嬉しそうなのか




料理を振るうのが好きなのか




まぁ 弁当を作ってくれるような人だから

そういう事が苦ではないのかもしれない。



　
午後からは忙しく仕事をしているうちに

あっという間に退勤時刻になってしまった。


　


さっきの話‥本当に行くのだろうか



疑問をもちながらも、
目の前の仕事を片付けることで必死だった









NJ「ふぅ やっとキリがついたかな」



『社長 まだお仕事されますか？』



NJ「ああ あと少しやってからにするかな」



『先に退社してもよろしいですか』



NJ「ああ 定時過ぎてるな。おつかれさま」





先に帰る‥


さっきの話は‥



気になるくせに

知らないふりをしてしまう。




『メールします。あとでよかったらいらしてください』



NJ「ああ」






普通の顔だったか


変な顔をしてなかっただろうか




彼女からメールがきて

住所と地図の画像が送られてきた。



“送ってもらったことがあるのでドライバーさんはここを

　知ってます”





そうか



でも、ドライバーには頼まない。



誰にも知られたくないだろう


家に招かれてるなんて

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