キム社長と秘書２

ショック ページ14

盗み聞きした内容を頭で整理しながら

息を殺して考えていた。







やはり朝からAさんは探しものをしていた



でも、俺にはそれを隠していた


ジンにはそれを話していて、

一緒に探したのか、たまたま見つけたのか







探していたものは、ピンク色で紙？でできたお守りで？






誰からもらったんだろうか。




残念ながら俺ではないことは確かだ。

俺は彼女にそんなものあげたことはない。








JN「ハートってことは、まさか、彼氏？」



『‥彼氏ではないです。

　でも、尊敬してる人からもらったんです』






カレシ デハナイ

ソンケイシテル ヒトカラ モラッタ







頭で今のやり取りが無機質にリピートされている。






どうか 俺の予想が外れますように





　

JN「へぇ。好きなんだ」


『え ‥そうですね。内緒にしてくださいね』














頭が真っ白になった。




そうか




好きな人がいたのか





この場を今すぐ離れたい。



そう思って、とりあえず社長室とは反対へあるいた。



それ以上考えることをやめた。






ショックを受けるなら
　

こんなにショックを受けるなら



入り込むんじゃなかった。

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