彼女はとても繊細です。【TH】

9・YOU ページ9

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約束通り翌日の昼休憩になると経理課の入り口までお迎えに来てくれたテヒョンさん







ガチガチに緊張しながらお弁当の入ったカバンを手にテヒョンさんのいる場所まで小走りする



『わざわざお迎えすみません。』



まだ目を合わせる事は出来ないけど、頑張って吃らずに言えた…



「んーん。今日楽しみにしてた。

あ、お弁当？社食行っていい？」


『ハイ…』




社食まではずっと途切れる事なく話しかけてくれるテヒョンさん


私が答えやすいように“はい”か“いいえ”で答えれる質問をしてくれる











社食に到着すると、


「へー、
今日の日替わりがオムカツカレーだって。
欲張りすぎなメニューだねー。旨そう。
オムライスもカツもカレーも好きだしそれにしよっかなぁ。」








オムカツカレーには勝てないな…


言い出す勇気もないまま、


お弁当箱が二つ入っている手提げバッグをギュッと握りしめる









『あ…、席取っとくので買ってきてください。』


「ありがと。」






テヒョンさんが並んでるのを見届けてから
入り口でぐるりと空席を探していると、
後ろからジミンが現れた




「珍しいなー、Aも今日は社食か？」


『あ、ジミナ！

いいところに来た。もう食券買った？』


「いーや、決めかねてるとこ。」


『これ、お弁当食べる？

余ってるから。』


「え？いいの？

最近社食も飽きてきた頃だったし有り難いわー。」


『お弁当箱また夕方に回収行くから。

そっちから来ないでいいからね。

じゃ！』




ジミンから離れた場所に席を取る










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