彼女はとても繊細です。【TH】

4・NY ページ4

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『んぎゃあ！！！』


「テ、テヒョン！居たの？！
声かけてよ！！」


「いや、めちゃ深刻に話してるっぽいから入れなくてここで食べてたんだけど…」


『ど、ど、ど、どこから、聞いて、まし、た、か？』


壊れかけのＡＩA


「復讐するとかなんとか…。

Aちゃん、私のテヒョンって…」


『あ、あ、あの…テヒョンさんの事じゃありませんよ？
テヒョンって名前の犬を飼っておりまして…』


「犬のテヒョンと課長の関係性は？」


『うっ…それは…

あの…違うんです。』


「A、もう全面降伏しな！」


『い、いやや…

イヤーーーー！』













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その日からAが苦手だと言ってたテヒョンの態度が変わったように思う





「Aちゃん、今日仕事終わったらご飯食べにいこ。」



テヒョンからこう言われれば、


『え…、ナヨンは…』


縋るように私の方へやってくるA


『ナヨン、今夜…』


因みに最近のAは恋する乙女モード
基本標準語で話している


「私はユンギ先輩とデートだから無理だよ。」


そう言えばテヒョンの方へ向いて返事をしている


『今日は無理です。』


「は？何断ってんの？行きなよ！」


『ユンギオッパも一緒に…』


私に向かい両手を擦り合わせているA


「えー、二人で行きなよ！」


声には出さず無理無理と言い首を振っている


「Aちゃん、オレと二人はイヤ？」


『イヤ…なんです…

無理なんです…ごめんなさい…』


「バカ！A！イヤとか言わないの！

テヒョン！ごめんだけどこれに懲りずにもっと強引に誘ってやって！」


「うん(笑)そうする。」


「ちょっとユンギ先輩聞いてくるから！

簡単に断らないの！」


『え、いいよ、せっかくのデートなのに。』


「テヒョン、かなり手こずると思うけどこの子お願いします。」


「うん。」


『やめて…勝手にお願いしないで…。』


「こんなしおらしい子じゃないの。

もっと男らしいんだから！」


「へぇ、男らしい所見たいな。」


Aの顔を覗き込んで言うもんだから顔は真っ赤、体は硬直していて静止画面を見ているようだ


「少しずつでも、オレと話してくれたら嬉しいな。」


『！！！！！』







あ、ノックアウトされたわ…









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