彼女はとても繊細です。【TH】

15・YOU ページ15

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「Aー、朝ごはん作るのに卵ないし買って来てー」


『えー！

休みの日やのに外出たないねんけど。』


「オムレツしたげようおもてんねけどいらん？｣


『うー、それは食べたい…』


オンマのオムレツ美味しいから食べたいけど…


「スーパーまでとは言えへん、そこのコンビニでええから〜。ワンマイルやしその格好でええやん。｣


『う"ー、じゃあダッシュで行ってくる。』






テヒョンさんとの社食ランチの翌日


今日は休日でまったり過ごしていたのたが、オンマからの命令で買い物に行く事になった



日焼け止めだけ塗り、

うさぎがパンツ履いてるTシャツにグレーのスウェット

ほぼパジャマで弟のくたびれたサンダル履いて家を出る




これ今誰かに会ったらしぬやつ











なんて思いながら買い物済ませあとは帰るのみとコンビニから出ようとすれば…






嘘でしょ？！！


テヒョンさんがいる！！！






多分気付かれてないし他人のフリして外へでよう


買った物を胸に抱え、

下向いて早足で歩き通り過ぎようとすれば、




「ちょっと待って！Aだよね？｣





見つかったみたいなので聞こえないふりしてダッシュする


今日だけは堪忍して欲しい








『………』



当たり前にすぐ捕獲されてしまい気まずい事この上ない



『ど…』


「ど？」







どうしてなの？

今日に限って、安いサンダルを履いてた…








オンマが聞いていた昔の名曲が脳内に鳴り響く










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