10 JM ページ10
JM「テヒョン居たよ」
隣のAに視線を向けると小さく揺れていて
足元を見ると背伸びしているのが分かった
「ジミン、私 テヒョンが見えないや」
浮かしていた足を下ろし背伸びを止めると
ニコニコしながら【テヒョン忙しそう？】と聞く君
・・・あぁ。。もしここが外じゃなかったら
俺は今すぐ君を抱きしめていただろう
それ位 背伸びした姿と笑顔が可愛いかった・・・
「ジミン？」
JM「あぁ！うん！
混んでるからテヒョンはちょっと忙しそうかな」
「そうだよね」
JM「少しお客が落ち着くまで待っていい？」
自然と上目遣いになる瞳で俺を見る君は
【もちろん！！】と頷いた
TH「ジミン！！」
名前を呼ばれ視線を向けると
店の外にテヒョンが出てきていた
JM「テヒョン 出てきて大丈夫？」
TH「今、少しだけ混んでるけど
少し待ってくれたら落ち着くから」
JM「オッケ！待ってる」
テヒョンから軽く視線をAに向けると
Aは大きく頷いた
TH「Aもせっかく来てくれたのにごめんね」
「全然大丈夫 ジミンと待ってるね」
テヒョンの覗きこむ優しい眼差しに
俺が大好きな笑顔を浮かべた君
その笑顔に優しく微笑み返すテヒョン
急に胸がチクッと針に刺された様な痛みを感じた
TH「じゃぁごめん ちょっと待ってて」
肩をポンとされて
少し慌てて俺は【オッケ】と返事をした
店に戻っていくテヒョンの後ろ姿を見届け
隣に立つAに視線を向けた
「ねぇジミン私達来るの
もう少し遅い時間の方が良かったのかもね」
俺を見上げる君の瞳をただ見つめた
「ジミン？」
・・・分かってるんだ、
Aとテヒョンの間に恋愛感情なんて１�世睫気い辰�
でもその笑顔は君のものだけど
俺のものでもあって
俺だけのものであって欲しくて
だからつまり
胸がチクッと痛んだのはただの俺のつまらない嫉妬・・・
真っ直ぐ見上げてくる君の瞳に
とりあえず頷いた
「やっぱりジミンも同じ事思ってたんだね」
にこっと笑ったA
俺は少し慌てた
JM「えっ？ なに？」
「えっ？」
JM「いや、ごめん..今ちょっとぼんやりしてた..」
俺は俺の中のつまらない嫉妬心が恥ずかしくなって
Aの瞳を見る事ができず目を逸らした
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
