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数日後
JM「Aっ」
視線を向けると人波を縫う様にして
駆け寄ってくるジミン
私もベンチから立ち上がり駆け寄った
JM「待たせてごめん」
「待ってないよ 全然」
JM「走ったんだけど 1本早い電車に間に合わなくて」
小さく息を切らし話すジミン
その額にうっすら汗が滲んでいる
私はカバンからハンカチを取り出し
ジミンのおでこにそっと当てた
「メッセージにも入れたけど
待ってるからそんな急いで来なくても大丈夫だったのに」
ハンカチを受け取ったジミンは
ポンポンと自分で汗を拭いながら
JM「だって心配だったんだ」
私は首を傾げた
JM「‥大丈夫だった?
A誰かに声かけられなかった?」
一瞬、クエスチョンマークが浮かんだ
でも心配な表情を浮かべるジミンを見てピンときた
「そんな事心配してくれてたの?!
てか 声なんてかけられないよ (笑」
心配する表情からジミンの気持ちが沢山伝わってきて
とても可愛く感じ自然と頬が緩んだ
そしたら今度は拗ねた表情を浮かべた
JM「てか心配するに決まってる・・だろ
だから、、笑うなよ..」
拗ねた表情もまた可愛くて
その顔を見つめた
JM「てかじゃあ・・とにかく大丈夫だったんだね」
【うん】と大きく頷き返事をすると
ジミンも大きく頷いた
JM「OK! それじゃぁテヒョンの所行こう」
急に安心したのか
ジミンは私の手をキュッと握ると歩き出した
JM「今日 テヒョンのお店ポテトSが1個無料の日なんだって」
「あ〜だからテヒョン
今日おいでって言ってくれたの?」
JM「バイト先に行くって言ったから
多分だけどポテト無料の日に来た方がいいって思ってくれたんだと思うんだ」
「とってもテヒョンらしいね」
頷き目を細めたジミンの笑顔がとても優しかった
JM「「あーあそこだ 看板見えるね」
駅から歩いて5分もかからない場所に
テヒョンのバイト先のハンバーガーショップはあった
「家の方向と反対だからあんまり知らなかったけど
この辺新しいお店ができてるんだよね」
ショップの前に着くと
夕方という事もあり中には沢山のお客がいた
「混んでるね この時間だし」
ジミンに視線を向けると
手を上げ店の中に向かって振り出した
「テヒョン居たの?」
私はできるだけの背伸びをしてジミンの視線の先を見た
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作者名:じに | 作成日時:2021年7月16日 16時