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TH「あっ・・いや
てかA・・・鏡見た？！・・」
視線を上げコクリ頷くと
テヒョンは申し訳なさそうな顔で続けた
TH「バイト中 ボタンを留めた方がいいって言った理由は
それ・・だったんだ
でも、店長が来たから言えなくなって
でも鏡見たならもう・・分かってくれた・・よね」
「‥てか なんだかごめんねテヒョン///」
私は恥ずかしくて顔が熱くなるのを感じながら
体を縮めた
TH「で、でも俺だけだと思うから
その......それに気が付いたのって
だってAが今着てるブラウスだと ホント全然見えてないし」
「ごめんね
変な気を使わせてしまって」
TH「全然、、全然だよ
てか、謝る事じゃなくて
うーん、、てか、なんだろう
Aが謝る事じゃないし
まぁまぁ、強いて言えばジミナが悪いの・・かな？！
でも 男の僕は、、そんなジミナの気持ちも分かるっていうか・・
だから・・・うんと」
テヒョンが長々と話してくれる時は
とても気を使ってくれている時だ
私はそんなテヒョンの優しさにただただコクリと頷いた
そのまま 微妙な空気のまま
どちらともなく歩きだした帰り道
恥ずかしさや
いろんな気持ちが入り混じったまま
意識的にブラウスの襟をグイッと押さえた時
私は忘れ物に気が付いた
「テヒョン ごめん先に帰ってて」
TH「えっ」
「私、制服忘れてきちゃった
慌ててたから/// 持ってくるの忘れてちゃって」
TH「それなら 戻ろう」
一緒に戻ってくれる気満々のテヒョンに
私は大きく首を振った
「ありがとう、でも大丈夫
遅くなっちゃうからテヒョン先帰って」
手を振りテヒョンと別れた私は
来た道を速足でバイト先に向かった
もし・・もう店長が帰っていたら
諦めるしかなかった
でも裏口の電気がまだついていた
だから急いでドアに手を掛けようとした時
扉が大きく開いた
「ぅわっ！！」
JN「うおぉっっ！！
誰だ！？ って え？ あれ？どうしたの？」
ちょうど帰ろうとしていたらしい店長は
目を大きく見開いて聞いてきた
「すみません！
私 忘れ物しちゃって取りにきたんです」
JN「あーーーそうだったんだ
なんだ ふぅ〜驚いたな！！」
「すみません、すぐ取って来ますんで」
私は店長の横を通り抜け急いで更衣室に
そして
制服が入ったカバンを手に裏口へ向かった
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
