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駅へ向かう帰り道




TH「A疲れたでしょ
初日でドキドキだっただろうけど
でも、ほぼ完ぺきだったよ」







「そんな事ないよ」






TH「しばらく俺とAが
一緒のシフトになる様に
店長がしてくれるらしいから安心して」






「ホント?」






テヒョンは頷いた







TH「店長優しいよ
今日だって そんなに忙しくないからって
俺の事こうして早上がりさせてくれたしさ」






「そうだったんだ、だからこうして一緒に」







TH「店長って優しいしイケメンだし
俺 好きなんだよ」







私はその言葉に頷きながらも
さっきの険しい表情を思い出していた






「じゃぁここで
お疲れ様でしたまた明日ねテヒョン」





駅へ続く信号の前、テヒョンと別れた












・・・家に帰り着き
部屋のベットの上 重い身体を沈め
送りそびれていたジミンへのメッセージを送った











ぼやけた意識の中 遠くから聞こえてくる電子音

突如 ハッ!!として手に力が入ったと同時に握ったスマホ

無意識にそれを耳に当てた













JM「もしもしAっ?」










まだぼんやりした意識の中
ジミンの優しい声が耳から全身に広がると
急に意識がはっきりとした







「ジミン」






JN「うん、ジミンだよ^^」






優しく柔らかいジミンの声
視界の先、天井にジミンの笑顔を浮かべ
自然と微笑んでいる自分がいた







「私、寝ちゃってたみたい」







JM「ん、、みたいだねその声だと」






「ジミン もしかして何度も電話くれ、、」








JM「疲れてたのにごめん 電話して」






「ううん ジミンの声聞けて嬉しい」







JM「俺もAの声聞きたかったんだ
バイトどうだったかなって思って?」







「ぁーうん、ちょっと落ち込んでる・・」







JM「なに?話し聞かせて」








「ぁ〜うん、、急にお店が混んできて
そしたら急にテンパっちゃって・・・」












ここまで話して何故か急に
店長のジンさんが浮かんできた


【大丈夫だよ さっきまでと同じ様にやればいいから】


頼もしい表情と後押ししてくれる強い言葉
そして
口角をキュッと上げた笑顔と優しい瞳









JM「そっか でも大丈夫だよ
これからAはきっとうまく出来るから」





「・・・・」





JM「A?」




「ぁっ、うん ありがとう」





ジミンの声で浮かんでいた店長はフッと消えた

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作者名:じに | 作成日時:2021年7月16日 16時

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