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速足だった為か直ぐにお店に着き
ジンさんの後について店の中に入ると
【いらっしゃいませ】とテヒョンが元気よく迎えてくれた
けど
ジンさんと私だと分かった途端
店中に響き渡る声で私の名前を呼んだ
そして
カウンターから勢いよく出てくるなり
【A、バイトする気になったんだね
てか、店長ありがとうございます
Aを連れてきてくれて】と笑顔を浮かべた
「あっ、いやテヒョン違っ。。」
TH「でも店長 いつ、どうやって
Aにバイトの勧誘したんですか？」
勢いが止まらないテヒョン
ジンさんと私はお店の入り口で立ち尽くした
JN「テヒョンちょっと落ち着いてくれ
そして俺の話を聞いてくれ」
TH「落ち着いてますよ で、何ですか？」
JN「まず俺を店の中に入れてくれ
そして君は仕事を再開してくれ」
ジンさんはテヒョンの背中を押しながら
私に【空いてる席に座ってちょっと待っててくれる？】
そう言ってカウンターの方へ
私は お客さんの視線を感じながら
窓際の１人席に座った
そして１人になった途端
どうして来ちゃったんだろと・・思い始めた
カウンターに視線を向けると
そこに居たはずのテヒョンは
エプロンを外しながらこっちに向かってきていた
私の隣の席までくると
クルンとイスを回し
膝が触れる位の距離で向かい合わせになると
テヒョンは急いで話しだした
TH「ねぇAなんで店長と来たの？
てかAバイトするって決めてくれたの！？」
「ぁ、あのね、店長さんとは偶然会ったの
それで
お店にテヒョンも居るからおいでよって誘われて
何故か来ちゃったの
あと、、バイトね」
１番聞きたかった事って顔で
私を見つめるテヒョン
「バイトは・・・まだ考えてるところ」
一気にテヒョンの表情から力が抜けた
TH「まだ考え中・・
てか、もしかしてそれって
僕と一緒のバイトが嫌とか？」
「違う そうじゃない」
TH「それじゃなんで？」
「ごめん、自信・・なくて」
テヒョンは大きく首を振った
TH「A、この前すごく仕事出来てたよ
だから俺、店長に言ったんだよ
Aがバイトに来るから
他の人は入れないでくださいって」
JN「そう！！！
そうやって俺に何回も言ってきてたんだよ」
視線を向けるととジンさんはテヒョンの後ろに立ち
腕組して なっ！って顔でテヒョンと頷きあった
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
