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「・・そうですか」
私はつい曖昧な表情に浮かべてしまった
JN「ぁ、、えっと、、
ところで今何処かからの帰り？
それとも どこか行くところだった？」
急に分かりやすくジンさんは話題を変えてくれた
「・・ぁっあの」
今、まさに何故かジンさんあなたのお店に行こうと思っていたんです
なんて事は言えないから
手に持つエコバックをグッと持ち上げた
「これ！ 母に買い物頼まれてそれで・・」
思ったより勢いよく持ち上げてしまったエコバック
揺れた拍子にジンさんの太ももに当たった
「ごめんなさい！！
大丈夫ですか？痛かったですよね！！」
焦る私にジンさんは
首を横にふった
JN「大丈夫、痛くなかったし
でも ずいぶん固いものだね」
「ぁっ、ニンジンとジャガイモだったんで
やっぱり痛かったですよね ホントごめんなさい」
ジンさんは笑いながらまた何度も首を横に振った
JN「もしかして今日の晩御飯カレー？？」
「ぇ、さぁ？どうかな？」
。。カレーライスって言ってたかな？？と
家での母とのやり取りを思い出していた。。
JN「カレーは好き？？」
彼は微笑んで私を見ていた
JN「いや、ごめんなんでもない」
「あっ、好きですよ
家のカレーが特に好きです」
JN「そうなんだ」
こう言って軽く腕時計を見た彼は
慌てた様子に
「ぁっごめんなさい
これからお仕事だったんですよね」
JN「あっ、うん」
「あっ、それじゃぁ私ここで」
JN「ぁ。。」
「時間がない中 引きとめてしまってすみませんでした」
私はわざわざ来た道を
何も無かった様に帰ろうと
丁度タイミングよく青になった
信号を渡ろうと思った
「では、あの、、また」
JN「あの またお店においでよ」
「ぁ、はい」
JN「気をつけて」
「はい ありがとうございます」
小さくお辞儀をして歩き出そうとした
JN「待って、あの、お店来ない？」
「っ！？」
JN「いやあの、、テヒョンも居るから来ない？」
「ぇ..」
JN「おいでよ」
なぜ？ と思った
だけど
ジンさんの顔が何故かすごく真剣で
断れない雰囲気にそのままコクリ頷いていた
JN「ごめん、それじゃ少し急いでいい？
時間ギリギリになっちゃいそうだから」
ジンさんと並び私も速足で歩きだした
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
