検索窓
今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:20,774 hit

17 JM ページ17

「ジミン好きな所座っててね」




階段を下りていくAの足音を聞きながら
部屋の中へ




何度目かのAの部屋
預かったバックと一緒にベットの上に軽く腰掛ける



軽く部屋を見渡しながら
ベット脇の棚にやっぱり目が留まって
棚の1番下の段を見つめる



初めて部屋に来た時から
棚の1番下に置かれた数冊のアルバムらしきもの



手を伸ばせばすぐ触れられる
だけど
1度も触れた事も無いし、Aに聞いた事もない
でも 凄く凄く気になっていて
今、、迷いながらも手を伸ばしかけた







「お待たせジミン」








ビクッとしたと同時に急いで手を引っ込めた
そして
全然驚いてない風で姿勢よく真っ直ぐ前を向いた






「ごめん! 驚ろかせちゃったね!」





俺は相当驚いた顔をしていたらしい







湯気の上がるカップを乗せたトレーを
テーブルに置いたA








「ジミン どうそ♪」







JM「あっ俺 下に座るよ」






「ううん、そこ座ってて
ベットの方が座りやすいから」





Aはテーブルを挟んで向かいに座った








「ジミン、家入ったなり
お母さんからの質問攻めにあわせてごめんね
ジミンに会うと嬉しくて
色々お喋りしたくなるみたで」





JM「大丈夫だよ
嬉しいって思ってもらえてるなら 俺も嬉しいし」





「ありがとう、ジミンがそう思ってくれるなら
私も嬉しい・・」






カップを両手で持ち
ゴクッと一口飲んで微笑んだ君
俺もカップに手を伸ばし1口飲んだ





その時 携帯の通知音が立て続けに鳴った





俺を見るAに首を振る
君は視線を泳がせた






「私のバック・・」




JM「あっ ここ!」






俺がバックを手にすると
Aはベットの傍に来た





「ありがとう」








携帯を取り出し確認する君





立て続けの通知音だったから
【何? 誰から?】
今すぐ聞きたいのに
カッコつけて聞けない俺






追い打ちをかける様にまた鳴る通知音






たまらずAを見る
口元が微笑んでいる様な表情に
ますます気が気じゃない








JM「A 立ってないで座れば」







ポンポンと隣を叩き
腕を少し強く引いた








俺を見て小さく返事をしたA
そんな上の空な感じが
俺より携帯の誰かの方が上な気がして
思わず口から出た言葉は







JM「てかA
せっかく会いに来たのに携帯ばっか見てるなよ」

18 JM→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:ジミン , ジン , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:じに | 作成日時:2021年7月16日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。