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ジミンが逢いに来てくれるのが嬉しくて
【駅まで迎えに行く】と言ったけど
あっさり却下されてしまった
でも、黙って待っていられなくて
外に出ると駅へと続く薄暗くなった道の先を見つめ
ジミンの姿を待った
音と共に手に持つスマホの画面が明るくなって
【駅に着いたよ】とジミンからメッセージ
途端、足が駅に向かって動きだした
。。。。「Aなんで家で待ってなかったんだよ〜」
私の手を握り歩きながら少し強い口調で言うジミン
だけど
その横顔は優しくて何だか嬉しそうに見えた
「だって嬉しくて
少しでも早くジミンに逢いたいって思ったら
黙って待ってられなかったの」
JM「・・・ぁぁ〜ほんと」
少し呆れた様な言い方のジミンに視線を向けると
公園の前ジミンは立ち止まった
JM「A」
「はい」
JM「Aは・・なんでそんな可愛い事言うんだよ」
「ごめっ・・。。えっ？！？」
私の頭をポンポンと撫で
笑顔で私の顔を覗き込んだジミン
JM「俺も早く逢いたかったよ」
目の前の笑顔と言葉が甘過ぎて
耐えられず思わず顔を下げた
「ジミン 近いよ///」
JM「顔上げてA」
「てか絶対、更に顔近づけてるでしょ////」
JM「そんな事ないから顔上げてみな」
そっと視線だけ上げると思った通りさっきより顔が近い
「やだやめてよ/// もうほら早く家行こう！」
下を向いたまま
繋いでいる手をグイッと引き私は歩き出した
JM「照れてるのA？」
振り返り 首を大きく横に振った
JM「顔 赤いよ」
「寒いからだよ////」
JM「寒くないよ 今日」
「てか、だったら元から顔赤いの///」
後ろから聞こえていた小さな笑い声が
急に近くなって
私の隣に来たジミン
と、同時に私の家に到着
すると急に咳払いをし
真面目な雰囲気になったジミン
JM「Aっ 俺 大丈夫？」
本当についさっきまでのジミンが嘘みたいな緊張感
「ジミン急にそんなに緊張しなくても
大丈夫だよ」
【うん】と頷けど 表情は硬いまま
そんなジミンが可愛くもおかしくて私が笑うと
ジミンは照れて小さく笑った
【ガチャ！！】
いきなり玄関の扉が開いて
母が顔を出した
母「やっぱり帰ってたのね
声が聞こえたから見に来たの
ジミン君いらっしゃい♪」
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
