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【何かいい本見つけた?】
【何か買った?】と聞くジミン
この質問を聞きながら
私はジンさんとの事を思い返していた
私〖ちょっと考え事してたから・・
・・でも全然元気です〗
軽く愛想笑いを浮かべた私に
彼は口角をきゅっと上げてにっこり笑った
JIN【そう、、、、
だったら僕の勝手な勘違いだったね ごめんね】
私が大きく首を振ると彼は小さく頷いた
JIN【ぁ、、ところで今 大学の帰り?】
私〖ぁ、いえ、、今は病院の帰りなんです〗
JIN【病院、、、そうなんだ】
私は頷きながら
きっと彼もなぜ病院に?と聞くのだろうと思った
でも彼は違った
JIN【病院って疲れるよね 笑】
私〖ぇっ・・あ、はい】
JIN【お疲れ様。。】
小さく頭を下げた彼につられ頭を下げた
JIN【。。。早く良くなるといいね】
いたって普通に、当たり前の様にこう言い微笑んだ彼
この言葉とその微笑みが
私を優しく包み込んでくれるそんな感覚を覚え心が軽くなった気がした
。。。。。JM「A!? もしもし?聞こえてる?」
私を呼ぶ声に慌てて返事をした
「ごめん、聞こえてるよ!
えっと本屋、、本屋には寄らなかったの」
JM「っ..てか待って
A もしかして病院で何かあった??」
心配してくれる声が優しくて温かくて
ジミンの顔が浮かんだ
「ううん、何もないよ心配してくれてありがとう
あのでも、、帰りにね
商店街でテヒョンのバイト先の店長さんに会ったの」
JM「ん? テヒョンのバイト先・・あぁ!あの店長」
【うん そうなの】と返事をしようとした
だけど間髪入れずジミンが話出した
JM「てか、偶然?!凄いね!
それで 向こうにいきなり声かけられたの?
で、何か話したの?」
「ぁ、うん、花屋さんの前で..少しだけ」
JM「そうなんだへぇ〜
ぁ〜それで?少しって・・何話したの?」
「普通に【今 大学の帰り】とかそんな事聞かれただけ・・」
嘘なんてついてないのに 何故か急に鼓動が早くなって
少し落ち着かなくなって呼吸を小さく整えた
JM「それで? それだけっ?」
「うん、そんな感じ..だよ」
JM「そっか・・」
ジミンの優しい声は変わらないけど
早口になったのと口調がきつくなった事で
良く思ってないのだろう・・というのが分かった
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作者名:じに | 作成日時:2021年7月16日 16時