11 ページ11
さっきまで混んでいたのが嘘のように
店の中はすっかり落ち着いて
ジミンと私は席でテヒョンが来るのを待っていた
JM「あっ テヒョンお疲れ〜」
テヒョンは席まで来ると持っていたトレーを
テーブルに置いた
TH「お待たせ!
そしてこれ待たせちゃったお詫び」
トレーにはカップに入ったソフトクリーム2個と
チキン2本とアップルパイが1つのっていた
JM「なんだよテヒョ〜ン
そんな事気にする仲じゃないじゃん」
ジミンの隣に座ったテヒョンは
大きな手で優しくカップを私の前に置いてくれた
TH「せっかく来てくれたのに待たせちゃったから
ソフトクリーム好きだよね女の子は」
「テヒョンありがとう」
TH「で、ジミンはAちゃんのおまけだよ」
JM「おまけ?俺が?どういう意味? (笑」
笑うジミンの方にテヒョンは身体ごと向くと
【Aちゃんだけにあげたら
ジミンが拗ねるかなって思ったから
おまけでジミンの分もって事だよ】
テヒョンは至って真剣にこう言った
ジミンはそんなテヒョンに笑いながら
【なるほど、ありがとうテヒョン】と小さく頭を下げた
TH「それとこのチキンとパイは店長から」
私とジミンはテヒョンの顔を見た
TH「友達が来てるのに
混んでるからって少し長く働いてくれたからって」
JM「その理由で俺たちにまで?!」
TH「店長優しいしんだ、それにイケメンだし
とにかくすごく良くしてくれるんだ」
テヒョンはチキンのお皿を
ジミンと自分の間に置き
アップルパイを私の前に置いてくれた
TH「アップルパイで大丈夫?」
「うん!!」
JM「Aアップルパイ好きだよね」
私は嬉しくて大きく頷いた
TH「それなら良かった
なんでか分からないけど
店長がチキン2本とアップルパイを選んでさ」
JM「あー店長の経験上
女子はアップルパイ好きって事で選んでくれたのかな?」
私達3人は顔を見合わせた
TH「そうなのかな?
店長、女の子にはアップルパイを
渡してって言ってたから
うん、、そうかもね」
・・その後3人でお店を後にする時
レジに立つ男の人と視線が重なった
そして何故かお互い視線を逸らせずいると
TH「あっ店長 お先失礼します」
テヒョンの挨拶でレジに立つその人が
店長だと分かった
私とジミンは頭を下げお礼を言った
彼は首を横に振り優しく微笑んだ
その優しく微笑む顔から
私は何故か目を離せ無かった
124人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じに | 作成日時:2021年7月16日 16時