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「A〜 帰ろう〜♪」
教室の入り口で手を振るジミン
教科書を鞄に入れジミンの元に駆け寄った
歩きながら自然と私の手を握るジミン
その手を私も握り返す
「ねぇジミン 今日バイトの日だよね？」
JM「うん」
「だったら今日は本当にいいよ
私１人で帰るから..てか1人で帰れるから」
JM「知ってるよAが1人で帰れるのは
でも、俺はAを家まで送りたいの
好きでやってるんだから 送らせてよ
毎回言ってるけど・・笑」
繋いでいる手をブン！と大きく振ってジミンは微笑んだ
JM「ぁ！そんな事よりA
明日バイト休みだからさ学校終わったらデートしよう♪」
目を細め笑うジミンに大きく頷いた
キャンパスから出て大通に出ると
繋いでいた手がジミンの反対の手に握り直されると
いつも通り当たり前に車道側を歩いてくれるジミン
JM「そうと決まれば映画観に行こうか
A観たい映画があるって言ってたよね」
「ぁ、うん」
赤信号で止まったと同時にジミンの顔を見上げた
JM「じゃぁその映画観て
その後 一緒に買い物なんてどう？
それから一緒にご飯もたべよう！」
「うん！！」
大学の最寄り駅に着き
丁度ホームに入って来た電車に乗り込む
少し混んでる車内
ドアの横立つと 私を守る様にして立ってくれるジミン
電車が揺れれば支えてくれ
混雑していれば押される事がない様にと
いつも私を守ってくれる
電車を降り
開札を通り
商店街を抜け
公園の横を通り過ぎるとすぐ家が見える
「ジミン 送ってくれてありがとう」
JM「バイト終わったら電話するから」
「うん 待ってるね」
JM「じゃあ 行ってくる」
「気をつけてね」
繋いでいる手をそっと離そうとした
だけど ジミンの手が離してくれなかった
「ジミン」
名前を呼んだと同時に
ジミンの胸の中にすっぽり包まれた
JM「A」
胸の中から視線を上げた
「なんでかな今日はいつにも増して離れがたいよ」
私を見つめるジミンの瞳が揺れている様に見えた
「・・送ってあげようか？」
JM「ん？」
「いつもジミンがしてくれるみたいに
今日は私がバイト先まで送って行こうか？」
ジミンは目を細めふんわり笑うと
もう１度私を抱きしめた
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作者名：じに | 作成日時：2021年7月16日 16時
