行ったり来たり行き止まり

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明日か明後日とはまた急だ。
慌ててネットで検索したらユンギの好物の中にヤンコチが入っていて、それは流石に家では作るのは無理。
ヤンコチねぇ…


『민윤기님(ミンユンギニム)』


悩んだ末にカトクを送った。
忙しいからすぐ読まないかと悠長に次の文章を入力してたら、最中既読がついて'何？'と返事が来てしまった。


『양꼬치 좋아하죠?(ヤンコチ チョアハジョ?)』
(ヤンコチ 好きですよね？)


민윤기
『응 근데 왜(ウン クンデ ウェ)』
(うん、でもなんで？)


『같이 시켜서 먹으면 어떨까 싶어서요.(カッチ シキョソ モグミョン オットルカ シポソヨ)』
(一緒に注文して食べたらどうでしょうかと思って)


민윤기
『시켜서?(シキョソ?)』
(頼んで？)


ですよね。
配達は私が作るわけじゃないですもんね。

ユンギのイマイチな返事にやっぱり違うか、と。
私の料理を望んでるなんてそんな図々しい勘違いはしないが、頼んだら意味ないだろ的な。
そんな感じがして


『제가 따로 음식 준비 하는데요(チェガ ッタロ ウムシク ジュンビ ハヌンデヨ)』
(私が別で料理準備するんですけど)


ヤンコチは私が私のお金で注文して、別個何か作ろうと思っていた物がある事はある。
だからそう送るとまたすぐに既読が付いて


민윤기
『좋아 시키자 그러면(チョア シキジャ クロミョン)』
(いいよ、頼もうそれなら)


雲行き怪しかった文面が一転した。

でも流石に明日は無理そうで、ユンギとヤンコチを食べる日は明後日になった。
予定が決まって会話が終わったと思ったと思ったのだけれど、ユンギからまた直ぐに一件カトクが届いた。


민윤기
『넌 술 먹지마(ノン スル モクジマ)』
(お前は酒飲むなよ)


ご忠告カトクだった。
"お前"って…！
言われなくても飲みませんよ！

怒る気はないがいつかの自分の失態を思い出したのだ。
それから、それと同時に芋蔓式にユンギの寝室がどうとかって発言も。

ヤンコチと焼酎合うに決まってるのにな。

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