記憶の欠片を捨い集めてーculminationー6

【出来損ダイヤ】いつもそばにいる事 ページ5

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A｢ジョングガ〜｣


｢寝室〜｣


A｢あー、もう寝てたのか｣




そう言いながら部屋に入ってくるA


お風呂上がりの、乾かしたての

サラサラの髪の毛を靡かせて


俺の隣にぼすっと飛び込んで


さりげなく背中に腕を回すA




うつ伏せでスマホをいじっていた俺は


そんなAを横目に見て

そっとAの髪の毛に触れた




｢初めてだね
明るい色｣


A｢うん、ちょっとやってみた｣


｢これ何色なの？｣


A｢知らない
白か白に近い金か｣


｢なんか一気に雰囲気変わる｣



真っ黒なAは

日本人らしいというか


やんちゃしてなさそうな

大人しくて深い、でも優しくて穏やかな


そんな雰囲気があったけど



今はピアスまで付けて


凄いかっこいい


もちろん前もかっこよかったけど




｢ピアスも似合ってる｣


A｢お前に空けてもらったからじゃない｣


｢ふぅん｣


A｢何その反応｣


｢Aがデレてるなぁって｣


A｢これデレに入んの
じゃあ俺毎日デレてんじゃね｣



それは確かにそうかもしれない


俺とAが同棲し始めて

数ヶ月経つけど



Aは誰もいない場所なら

どこでも愛情表現をしてくれるようになった


というか


いつの間にかするようになっていたと言うか




Aも気付かぬうちに


周りを確認しつつ

頬にぽっぽなんて日常茶飯事だし


ツンデレらしく

照れてキスとかしてたAは



笑顔でキスして

俺の表情を楽しむことの方が多くなった




なんか余裕が出たというかなんというか…






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